アニメ

2013年アニメふりかえり

対象:現時点でその作品の第1話から最終話までをみたもののうち、とくに印象深いもの。 アイカツ!(第1話〜第50話)(2012年秋〜2013年夏) 序盤から中盤は気軽に楽しんでいたのだけれど、第37話を起点に、それから最終話までずっと、アイドルがみずからの…

葛藤

しがらみが複雑な問題を「葛藤」と捉えている。しがらみとは「ああすればこうなる」という事情であり、それが複雑であるというのは「あちらを立てればこちらが立たず」という事情関係がいくつか成り立っていること。 葛藤に解決を試みることで、葛藤は消える…

まるごとのミルキィホームズ

ミルキィホームズには二種類ある。 原作系統:新進気鋭の探偵としてのミルキィホームズ。ゲーム版。OVA版。 アニメ系統:だめだめなミルキィホームズ。アニメ版(第1期、第2期)。 原作系統とアニメ系統ではキャラの性格や効果音や登場人物が違う。たとえば…

教科書としてのAKB0048

「AKB0048」とは何かっていうと、もちろん「お話」なのだけれど、もっと、「AKB48」に対するモデル(どんなものごとがどんなふうに関わり合っているかという解釈)にもみえる。「AKB48とは何か」という問いに対する、あるひとつの観点からみたときの答え、で…

AKB0048の超越性と近接性/濱野智史『前田敦子はキリストを超えた』を読んで

AKB48の近接性 前田敦子はキリストを超えた: 〈宗教〉としてのAKB48 (ちくま新書)作者: 濱野智史出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/12/07メディア: 新書購入: 9人 クリック: 3,364回この商品を含むブログ (47件) を見るAKB48というシステムを動かしつづ…

アイドルに憧れる

声優のラジオとかよくみてて。ふと。ひとにゆめを与える声優を好きになる自分がゆめをもっていないのはウソだよなあ、と思ったことがある。注釈1:いまはそんなに気張ったことは思わない。注釈2:ここでの声優という言葉はほぼアイドルやタレントに置き換え…

その他大勢のわれわれ

アイドルのお話で、アイドルの姿をみてアイドルを目指す女の子は主人公の典型だと思う。主人公は成長して、その姿をみてアイドルを目指す女の子がまたあたらしく生まれる、という展開も典型だと思う。目指すひとが、目指されるひとになり、それが繰り返され…

NO NAME

「その他大勢のわれわれ」のなかの「われ」。「われ」は「その他大勢のわれわれ」というシルエットが生まれてやっとひとにとどくのであって、「われ」は「われわれ」にほかならない。 映画『舟を編む』を観た。辞書というのは小説や評論の本と違って作者をあ…

説得と飛躍

アニメ「ハヤテのごとく! Cuties」第2話 ナギ「30円じゃ早起きより二度寝を選んだほうがましだ」 比喩:お金−時間 アニメ「ハヤテのごとく! Cuties」第2話 マリア「じゃあ、1円もらっちゃいますわね」 ナギ「だめー!」 アナロジー:お小遣い−余生;使うと…

AKB48を知らない一声優ファンがAKB0048をどうみてきたか(その2)

前回:AKB48を知らない一声優ファンがAKB0048をどうみてきたか(その1) ニコニコアニメスペシャル「AKB0048」first stage全13話一挙放送(2012年12月9日)の「AKB0048 突撃!ゲリラ・チャンネル」というコーナーをみて「のなめん」に対する印象が変わった。…

AKB48を知らない一声優ファンがAKB0048をどうみてきたか(その1)

アニメファンや声優ファンがアニメ「AKB0048」をみない理由は満ちあふれている。だから僕がいまこんなに「AKB0048」を好きになったのは、ものすごいたまたまだ。 第1期ごろにおける僕の「AKB0048」に対する認識を振り返る。 AKB48やAKBグループについてはほ…

道を越えて

「AKB0048」というアニメにはAKB0048という架空のアイドルグループが登場する。この作品の舞台(宇宙)ではいくつかの星で芸能が規制・禁止されている。AKB0048はそのような星でゲリラライブをおこなう非合法アイドルグループであり、テロリストと称されるこ…

きもちいい違和感

アニメの声優の演技を聴いていると、違和感を覚えることがある。そんな違和感を思い出してみる。ここでの違和感の対象に批判の念はない。僕が感じる、きもちいい違和感である。 声が変1 独特の声質として評価されている声質があるが、僕はそれについて、変な…

重層的ロールモデル:憧れ、指導者の内面化

アニメ「AKB0048」の話でも。 「AKB0048」は13歳そこらの少女たちがアイドルを目指すお話だから、少女たちを指導・管理する大人たちが周りにいる。でも総支配人なんかはどこか子どもっぽさというか、冷静さを欠いて不安定にみえるときもある。総支配人はその…

2011年秋期アニメの好きな回

順番は順位ではない。 「境界線上のホライゾン」第9話 セリフが格好良い。セリフが最高に格好良く聞こえる構成になっていると思う。 「境界線上のホライゾン」第10話 衝撃を受けた第9話をやすやすと越えてきて冗談かと思った。この回のおかげで、第9話の格好…

レッテルを引き裂かれる思い(「デッドマン・ワンダーランド」第5話感想)

アニメ「デッドマン・ワンダーランド」第5話の内容を前提とした感想を書きます。ニコニコ動画で5月27日ごろまで無料配信中です。クロウが血の量を変えずに刃を伸ばしたとき、僕はレッテルを貼りました。格好良い! おもしろい! ああ、これは格好良い戦士た…

緒花がどれだけ僕よりも賢いか(「花咲くいろは」第6話感想)

「花咲くいろは」第6話の内容を前提に、感想を書きます。第6話はニコニコ動画で5月21日ごろまで無料配信されています。僕はこのシーンで衝撃を受けました。女将さんの仲居服を使うという緒花の挑戦は間違いなく成功だったと思います。これらの仲居服は流行の…

2011年冬アニメのTwitterハッシュタグ一覧

2011年冬に放送開始されるアニメのTwitterハッシュタグ一覧です。公式と思われるハッシュタグ、またはある程度普及しているハッシュタグを主に挙げています。訂正や追加情報があればコメント欄で教えていただけると助かります。各ハッシュタグのリンク先はハ…

「苺ましまろ」OVA第02話

おもれー(笑) アタマオカシイですわ! 因果応報ですわ! 肌が白くて目が青い金髪アナちゃんはきっと腹黒ですわ!