マネジメント

アジャイルの未来(『はじめよう Ruby on Rails』を読んで)

『はじめよう Ruby on Rails』という本を読む。Webアプリケーションのフレームワークは実際に使ったことがない。慣れるまでがたいへんそう。しかし、CGIなどでWebアプリを書いて無駄や面倒を実感しているひとほどすぐに慣れそうだ。 この本はRailsを用いたア…

知識を創出するための科学/組織の役割を自己実現に引きつける

おひさ。 北陸先端大の知識科学研究科による編著『ナレッジサイエンス』をちょっと読む。ちなみに北陸先端大の説明会*1に参加したら無料で郵送していただいた。うれしい。あ、献本だ(笑) 出典は本書に基づいて記載し、適宜Web版へのリンクを張りました。リ…

DEIM2009:研究の潮流が研究者の歩みをつくる

3月8日〜10日に開催されたDEIM 2009 - 第1回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラムに参加しました。疲れたので初日のみ……。NLP2009よりもわくわくする発表が少なかった。興味を思い直すきっかけになりました。 学問の説明責任 発表について、これ…

JAIST説明会:知識科学を研究し教育するということ

人工知能なんちゃら研究会 2日目のときの話。北陸先端科学技術大学院大学の説明会に行きました。学部生や社会人など40人くらいが参加していました。研究科の説明では知識科学研究科の國藤先生にお話をうかがいました。 説明会と講演の感想を書きます。JAIST…

みん意、あと科学と集合知

話し合いクソくらえ!ですね、わかります。「みんなの意見」は案外正しい作者: ジェームズ・スロウィッキー,小高尚子出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/01/31メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 216回この商品を含むブログ (264件) を見る 集合知を…

技術的に高度な情報システムはマネジメントに必要か

湯浦克彦『ITガバナンスの構造』 第1章では信頼される企業にするために重要な法律やフレームワークについて書いてある。第2章では企業にとってITがどのような価値をもつかを述べている。3,4章はシステムの設計など。むずいのでパスした。 経営に興味があるな…

わたあめ会 第8回:すでに起こった未来、起業家精神

ドラッカー『チェンジ・リーダーの条件』、part5の1-2章をやりました。 キーワードは「すでに起こった未来」の予測。すでに起こった未来とは「経済や社会の断絶の発生と、そのもたらす影響との間の時間的な差を発見し、利用すること」(p.196)、あるいは変化…

ドラッカー『プロフェッショナルの条件』

知識と労働の関わりがどのように変わったかを述べ、生産性を高める方法として自己管理の重要性を説いている。時間を管理するうえで、記憶に頼らず記録によって客観的に振り返ることが重要だというのは身にしみる。科学や技能から知識を引き出して産業に応用…

楽しく発明するための法律

特許に関するセミナーでもらった『特許から見た産業発展史』がべらぼうにおもしろい。はじめに先端的なトピックとしてビジネスモデルの特許とヒトゲノムを応用したビジネスを紹介し、江戸時代から産業の発展に特許がどう関わってきたかを追っている。発明が…

組織とコミュニティ

組織は目的を果たすためのもので、イノベーティブに変化していくもの。人間の寿命よりも短い。コミュニティに根づくことは大事だが、依存せず目的を優先すべきだ。コミュニティは安定を求める。組織をコミュニティにしたのが日本的な会社だが無理がある。コ…

わたあめ会 第3回:事業の定義

id:uesimaが書いているのでそっちを読めばよい。 従来のマネジメント手法がまとめられておりうひゃーと思った。 第3回わたあめ勉強会 - ゆとり帝国の逆襲 Web企業の企業資産ってどうやって分析するんだろうと謎に思った。現実にある資産とは違ってデータベー…

プロジェクトマネジメントの標準、現場、あるいはアジャイル

プロジェクトマネジメントについての授業がある。 講義メインの授業ではPMBOKにもとづいてプロジェクト計画の真似事をしている。 Webアプリ作成の演習ではある企業の情報提供をもとにプロジェクトを進める。 それぞれの授業で、プロジェクトとは何か、どのよ…

わたあめ会 第2回

ドラッカー『チェンジ・リーダーの条件』part2の第1-2章を読みました。わたあめ会はいま三人でやっていますが、お一人はきょう都合がつかなかったのでid:uesimaと二人でやりました。 当日から準備をはじめるというアホっぷりで不十分な資料になってしまった…

わたあめ会第1回

夢が広がるわたあめ会第1回。 ドラッカー『チェンジ・リーダーの条件』第1部をid:uesimaがまとめてくれました。 マネジメントとは何か、ということがやはりまだつかめませんでした。 文中で、マネジメントは機関であり、機関はその役割を示すことでしか説明…

ガバナンス演習、Webアプリ勉強会、わたあめ会

リアルの話題がめっきりTwitterに吸収されているが、珍しくブログにこういうことでも書いてみる。 ガバナンス演習 所属が違うので自分は取れなかった授業。来週、後輩に向けて議論のネタ提供をする。ガバナンスがなんなのかはよくわからんが、ウェブとかブロ…

ロールプレイ

ロールプレイというものができない。○○の立場になって考えるとはなんだろうか。いろいろな考え方があるから、いろいろな視点で考えるのは大事だ、のはわかる。しかし自分がもてるのは自分の視点のみであって、いろんな考えとはむしろ免れないものではないか…

合意形成

合意形成とは 合意形成とは、みんなに影響が出ることを、みんなで決めよう、ということだと思った。 合意形成 - Wikipedia 意見の一致。コンセンサスを得る。その過程。議論をする。 『合意形成の理論とテクニック』 合意形成にも定石や技術がある以上、一方…

富とプロジェクト

プロジェクト・マネジメントについて授業で取り組む。目的があり、複数のメンバで、時間や資源の制限があり、一回限りの試みを達成することがプロジェクトらしい。つまり「やりくり術」だと思う。 本当に「一回」であることなど、存在するのだろうか? わた…

中島孝志『どうにも素敵な文具術』

ファッションとしての文具、仕事のための文具、文具を使いこなすメソッドなど、広い視点で文具へのこだわりが感じられる。営業というのはまさに自分を売り込む仕事なのだと思った。全体として、記録することの大切さ、使ってこその道具、という主張が感じら…