人工知能

誰のためにtsudaる

ミンスキー先生の講演をtsudaってみました。人間の高レベルな思考を解き明かそうという姿勢が感じられて、人工知能やロボットというテーマ以上に教育のあり方や人間の知性に対する真摯さが伝わってきました。 講演ログ:2009年6月19日 Marvin Minsky「コンピ…

特集とインタビューは雑誌の武器

人工知能学会誌の1月号を読んだ(目次はまだリンク先に載ってない)。ベテランから学生までAI研究に関するさまざまな抱負が特集されている。人工知能の可能性を高らかに語るものもあれば、専門的な研究の紹介もあって色とりどりでおもしろい。ほかの学会誌で…

人工知能学会『知性の創発と起源』(知の科学シリーズ第1巻)

知の科学的な理解に関する論文集。人工知能学会誌の特集がもとになっているみたい。構成やその案内に気が遣われていて、おもしろい仕上がりになっている。創発という概念やシステム論そのものについては詳しく書かれてない。あえてそういったものを柔軟に捉…

現象学とオントロジー工学

存在を客観的に定めることはできない オントロジーと現象学(『コンピュータの中の脳 −情報基盤の進化論−』)オントロジー工学なんてのは根が哲学であるからして突き詰めると存在や認識の基礎に踏み込むものだが現象学というのは聞き慣れないわけでもないが…

西垣通『AI――人工知能のコンセプト』

人工知能というのれんをくぐったらそこは哲学だった。 20年前に書かれた本だが、コンピュータの歴史や背景などを概観するうえで非常に見通しがいい。人工知能の歴史はコンピュータの歴史であり、コンピュータの歴史は社会と哲学の歴史であるなどと思ってしま…