書評

はじめて行き詰まったブロガーへの手引き『ウェブログの心理学』

◆『ウェブログの心理学』 良い本だと思います。附録の「ウェブログの歩き方」は初心者さん必読です。「なんとなく」はじめた初心者は、必ず行き詰まる。そんなときに「ウェブログの歩き方」を読もう。 サイト論好きな人にとっては、きっと一度は読んだこと、…

何を書くかではない。いざなうスタイル、みちびくスタンスが、良い入門書の証しである。

代替怠惰、はじめてのジャンルづけ。はじめてなの……。こんにちわ。 ◆黒田龍之助『はじめての言語学』 すばらしい入門書に出会った。とはいえ、言語学の道を志したわけでないし、関心が深まったわけではない。むしろ、僕は言語学にハマることはないな、と判断…

逃げずに立ち向かうときは注意せよ。そこは安息の地ではないか?

◆中島道義『ぐれる!』 『電波男』を思い出した。「ぐれる」ことのできない優しいオタクは、代わりに「萌える」のかしら。 (すごく後略)

『記憶がウソをつく!』

◆養老孟司×古館伊知郎『記憶がウソをつく!』 「バカの壁」で有名な養老孟司氏に、珍表現を駆使する実況アナウンサー古館伊知郎氏の対談という、なんとも奇妙な取り合わせの本です。そのためか、脳や記憶というカタそうなテーマにも関わらず、読んでいて大変…

齋藤孝『読書力』

◆読書力 「3色ボールペン」で有名な齋藤孝氏の著書です。読書の意義を自己形成として捉え、自分を鍛えて世界を広げることとの関わりが述べられています。文庫100冊、新書50冊の読書経験を「読書力」と明確に定義し、そこに到達するまでの過程を見出すための…

苦悩する科学

◆『苦悩する「科学」―22人の最先端科学者が挑む"神の領域"』 タイトルにある「苦悩」という言葉から、ネガティブなイメージを持たれるかもしれません。しかし、これは「痛みを伴う構造改革」のごとく、現代科学の急激な発展を意味するものです。 現代科学は…

このまえ借りていた本

書評でも書き始めようかと思いましたが。結局いつも通りただ読むだけで済ませてしまった本たち。ちょっと紹介。 ◆僕、9歳の大学生―父・母・本人、「常識」との戦い IQ200を超える天才少年の日記や、両親の文章。スゴいヤツがいるもんだな〜、とほとほと感心…

ゆとり学習で「高い学力」をつける本

◆ゆとり学習で「高い学力」をつける本 主に幼児期から中学までの教育についての解説。子育てをしている方はぜひ読むべきです。心理学・脳科学に基づいた、考える力をつけるための具体的な方法を学べます。 基本的には子どもの時期における勉強法ですが、国語…

情報化と社会

◆ 情報化と社会。そのまま、情報化と社会について書かれた本。 概要 「情報化社会とは何か」というところから、経済や教育、行政などにおける情報化のモデルや、その展望。ファクトリー・オートメーションや人工知能などの概念の説明も。 経済とかのあたりは…