白髪ネギを求めて

きのう百均でネギカッターを買ったー。白ネギを白髪ネギにするアレである。千歯扱きみたいなあの刃物。ラーメンに白髪ネギはどうしようもなくすてきですよね。そのレビューをおこないたい。
商品名:ネギカッター
購入店舗:生活良品
値段:105円(税込)
きょうの天気:晴れのち曇り
必要な情報は出そろった! きょうは学校は午後からだった。午後のひとつ目の授業に90分遅刻して(つまり資料だけもらって帰った)、ふたつ目の授業をまったりと終えて放課。部屋の整理をしているので、延長コードの必要性が発生し、また常々キッチンタイマーの有用性を自覚しているので、ヤマダ電機に向かう。ポイントが1200くらいたまっているので、たいした出費にはならないだろう。そこで延長コードとキッチンタイマーを購入。そして近所のスーパーで白ネギを買って帰った。
さっそく使ってみる。ネギを半月に切って、球形の面を上にぶすっと刺して力づくで引いた。大変だったのでてきとうなところでやめた。フライパンに放って、きのうの10円焼きそばとソースを絡めた。こんなの白髪ネギじゃない。
ネギカッターでググる。白髪ネギでぐぐる。得られた情報は以下の三点だ。

  • ネギカッターをネギに差し込み、横に倒してゆっくりと引っ張る(使用方法)
  • ネギの外側の皮は剥いておいたほうが望ましい(という説)
  • ネギを半分に切り、芯を取り除く(どにも書かれていない、しかし前提! つまり常識!?)

使用方法についてはパッケージにも記載されている。さきほどは気分でそうしなかったが、外側の皮はいつも剥いているので、以後もそのようにしたい。
衝撃だったのが、ネギに対する「芯」という名指しである。白ネギあるいは長ネギとは、切り株にみられるような幾多もの層構造になっているものと思っていた。たまに層構造がないスポンジのような詰まった白ネギに当たったが、あれは不良品だと思っていた。しかし、あれは芯という白ネギのアイデンティティであり、いずれの白ネギにおいても存在し、その違いは大小の程度に過ぎないのだと悟った。
なるほど、そういう覚悟をもって、買ってきたネギの皮を取りまた半分に切ると、明らかに皮的な部分と芯的な部分に解体された。そして、ネギカッターをあてがうべきは前者である。芯的な部分は粗みじん切りにした。皮の部分をネギカッターで何度か引き裂くと立派な白髪ネギができた。
今回はネギを裂きたかっただけなのでそのままほかの具材と炒めて食べるときには存在感が失われたが、今後はラーメンの具や薬味といった、白髪ネギの個性を引き立てるような役割を委ねようと思う。
教訓:名辞は構造の理解を促す。