麻生太郎『とてつもない日本』
日本の普遍的価値はわかった。
じゃあおれの普遍的価値って何だろう? そういうレイヤ・ダウンが妥当だとも思えないが。
おれというスモール・カントリ。個性の外交。ということは、普遍とは矛盾するか。
つーか『源氏物語』ってラノベやんw
高齢化と個人の将来感との関わりはおもしろい。もうすぐで10代もおしまいか。
p.74
私は、老化は退化ではなく、どこまでも進化だと思っている。
「高齢化」を暗黒の未来のように考えることは、実は自分の未来を暗いと考えるのと同じことだ。
さいきん、感性っていうのは若いからどうこうというのではなく、それぞれの世代にまとわる固有の空気によって集合的に定着するものだと感じている。もちろん、若いときにはその定着過程における揺らぎを大きくすることもできるわけだけど。だから、できる限り振幅を弱めないように感覚を磨きたいと思う。
- 作者: 麻生太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06/10
- メディア: 新書
- 購入: 23人 クリック: 1,402回
- この商品を含むブログ (287件) を見る