パタン、零歩目

パタンを学ぶことの意義とは何か。パタンは、いくつかの場合における分析あるいは経験を統合あるいは抽象化することで得られる、さらにほかの場合に適用できる方法とする。パタンは乱読から得ることもできるし、教科書から得ることもできるし、実践から得ることもできる。得方からパタンに貴賤は生じるか。ないだろうと思う。
情報システムの開発をダンドリするための能力を身につけるためにどうパタンを学び、意味があるか。分析のパタンを学ぶ。パタンは文法ではない。図の書き方を覚えても分析の方法は身につかない。文法書の例文、まあ事例を、寄せ集めてじっくりすればパタンがわかるかもしれない。あるいは実践する。文法を試す。そのプロセスの積み重ねからパタンに気づく。
はじめからパタンの教科書があれば高速道路か。そうでない、というイメージをもつひとは多いと想像する。実践しなければ身につかないという経験則に咎められる。そうなのだろうか。どうなのだろうか。わからない。