欲求をパーする

問題という言葉がある。創造性について語るときに出てくる。問題発見とか問題解決という言葉に派生する。
我々の使命はお客様の問題を解決することです、っていう主張があったときに、問題……?みたいな違和感がありうる。問題というフレームで多様な仕事を解釈することがいまの世の中のはやりなのだと思う。ある事態を問題とみなすことで、仕事する。
ちょっとした何かをしたいなあと思ったとき、それを問題とみなすことはできるけれど、言葉の感覚として眉間にしわが寄る。欲求とでもよぶとちょうどよいなあ。欲求を満たす。?
欲求はネガティブに表現することもできる。ポジティブ:何か食べたい→ネガティブ:おなかへった。ふつうネガティブの欲求がねもとにあると思う。その場合、満たすという言葉すら格好良すぎてしまう。解消するというのすら。もう単に、消す。
欲求を消す。おいおいストイックかよ。しかし、もっとよい言葉が出てこない。仮に欲求をパーするとかにしよう。ふだんのおこないのみなもとは、欲求をパーすることである。これ、気分よく読める。