オタクにとってのアイドル現場の価値
テーブルトークRPGについての文章。力作だなあ!
プレイヤーにとってのTRPGの価値 - lib14's TRPG library
「価値六相」がとても興味深かったので、アイドル現場に適用してみるw
- 攻略性
- 認知してもらう
- いい場所を取る(最前、推しメン0ズレ)
- 目立つ(リフト、推しジャン)
- レスもらう
- TOになる
- つながる
- 役割性
- 盛り上げる(号令、フリップ)
- 落ちサビで最前を他界隈のオタクに譲る
- 生誕祭を企画・運営する
- 空いている最前を埋める
- 参加性
- サークル作ってMIX・オーイング・モッシュ
- オタクに会いに行く
- 専オタがテーブルを囲って無銭がっつき
- 創造性
- コールが確立されていない曲で試行錯誤する
- 落ちサビでオタクの一発芸大会の様相を呈する
- 体験性
- 知らない界隈のオタクの沸き方を見る
- 生誕、○周年、デビュー、卒業、ワンマン等のライブに参加
- 遊戯性
- 変なコールする
- オタクがオタクに絡む
- 変なポーズでチェキを撮る
自分が何を求めてアイドル現場に行っているかっていうと、うーんどうなんだろう。
「アイドルによろこんでもらえるのがうれしい」→攻略性・役割性かなあ。「単純にライブが楽しい」→参加性・遊戯性。「感動や新しい体験を求めて」→体験性。「会いたい、話したい」→攻略性・参加性。
なかなかこれ!って決めるのは難しい。(恋愛シミュレーションゲーム的な意味での)攻略にそこまでこだわるつもりはないけれど、やはり距離の縮まりを感じられるとすごくうれしいし。度の過ぎた遊戯性に嫌気がさす現場もあるけれど、やはり楽しさのみなもとはそこだとも思うし。
創造性っていうのが興味深くて、基本的に創造の場はステージの上だと思うし、もちろんファンのみなさんが客席で創造性を発揮するのもかまわないけれど、個人的には「ステージの上の創造性を自分なりに解釈すること」が僕にとっての創造性だと捉えている。上記の「コールが確立されていない曲で試行錯誤する」なんかも、自分が初めて聴いた曲ならそれは「新曲」であって、できる限りゼロベースで捉えて自分で出した「応え」を返したいと思っている。そのひとつのアプローチとして(あえて創造性を忘れて)とりあえず周りのオタクに合わせるという参加性戦略を採れたりもするね。
場面や段階によっていろんな価値を見出せるのが、自分にとってのアイドル現場の魅了なのかも。「○○は自分的に沸き枠」(参加性・遊戯性)、「○○のデビューは見届けないと」(体験性、ついでに攻略性・役割性)、「こんないいアイドルがいたんだ。もっと知りたい」(体験性からの創造性・攻略性)。いろいろあって楽しい、あらためてそう思います。