#百学連環 刊行記念対談

『「百学連環」を読む』刊行記念対談&サイン会

終始リラックスした対談でよい雰囲気だった。ほぼ満員で驚いた。どういう界隈なんだろう。

レジュメみたいな資料集みたいなプリントももらって、こういうの懐かしいなとw この手の本は最近めっきり読んでなくて(もっと率直にいうならわくわくしなくて)読む体力も衰えてたんですが対談だと脳に優しくてわりと入ってきたかなという感じ。

おもしろかったのは、こういう分類的なもの、「○○とは」的なことに関して、それがどういうふうに評価されずにきたか、いまの自分たちにとってもどういう意味があるのか、っていうことの懐疑的な空気を背負って語っていたこと。「僕たちこういうの好きだけど、それがなんなのかって言われたらまあ難しいよね」的な、まあニュートラルに書くと「自覚」みたいなものを(自己投影かもしれないけど)感じた(一応ひっくり返しておくと、「それがなんなのかって言われたら難しいけど、やっぱり僕たちこういうの好きだしおもしろいし価値を見出したいよね」っていう)。こういうの高校生くらいの自分なら、うおあああああ!!うおあああああああああ!!って読めてたかもしれないけど、いまはいまでべつの仕方で味わうこともできるのかもなあというのをちょっと感じた。

自分の話だけど、「読まないと意味ないよなあ」と思ったし、読めるものがあるのはえらいことだよなあと。竹中さんが、この『百学連環』というとっちらかりぎみの本も「山本さんという読み手を得たことで見えたものがある」とおっしゃっていたのもおもしろかった。

「百学連環」を読む

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メモ