見れない

2019.4.14 [ Solitude HOTEL 7F ] – Maison book girl を観に行った。

当日はテンポラリーな身体的事情によってまっとうに観劇できずそのあと書けるコンディションでなかったのでそろそろ思い出す。

6Fのときのような突き放した感じは薄れて、そんなに好きではなかった。いい程合いだと思う。

『rooms』の照明・映像がとてもよかった。考えうる限り最高のrooms。最高の視覚にrooms。通常、照明が消えているときにメンバーが移動するところがありますが、そこで照明を激しく明滅させていて、暗闇よりも「見えない」光景をつくりだせることに感心した。

(「通常」の例。9:52あたりで動く影が見える)

『karma』の映像は滅茶苦茶でしたね。ヤケクソ感があっておもしろかった。映像自体が見れないレベルでうるさいのに、その下の照明はそれ以上にやかましく、結果として視点が映像に避難するという導線が暴力的。見ると見れないの境界を突いて見るという体験をハックするような、映像があるというか映像刺激を直接送り込むような。

(このPVの映像を「見れない」レベルで派手にしたような映像・演出でした)

高い会場をフルに使った映像がよかった。人体は添え物だと思った。
https://natalie.mu/music/gallery/news/327936/1144514(当日の写真)

「首の無い鳥」のような既存のモチーフを持ち出すと読みがいあっていいですね。意味を考えるコンディションではなかったのでわかりませんが。「音と光」じゃなくて「光と意味と音」くらいの感想になっていたかもしれない。

当日のセットリスト(公式)