自由について

いやなことから逃げるならば、将来的にもいやなことから逃げられるように心掛けねばならない。言い換えれば、いやなことから逃げられる環境を連鎖させる工夫が必要だ。そうでなければ、その判断・行動は刹那的であると評価される。それが悪であると断言する道理もないが、きっとしあわせにはほど遠いだろう。
一方で、個人ではどうしようもできない環境や社会や事業の変化は常に継続している。変化の予測と、予測にもとづく照準の設定を考慮せずには、代替価値の選択を計画的におこなうことはできない。
変えることは難しい。だから、変わるものを見極め、可能性を選りすぐる。