2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

欲求をパーする

問題という言葉がある。創造性について語るときに出てくる。問題発見とか問題解決という言葉に派生する。 我々の使命はお客様の問題を解決することです、っていう主張があったときに、問題……?みたいな違和感がありうる。問題というフレームで多様な仕事を解…

なぜ制約によって質や生産性が上がるのか

疑問。

きもちいい違和感

アニメの声優の演技を聴いていると、違和感を覚えることがある。そんな違和感を思い出してみる。ここでの違和感の対象に批判の念はない。僕が感じる、きもちいい違和感である。 声が変1 独特の声質として評価されている声質があるが、僕はそれについて、変な…

学びのための:リソース←リポジトリ←インデックス←パターン←目的

学ぶために利用できるものが、意外と、知らなかったけれど、あるものだなあと、大学のなかで思ったことがある。本とか文献およびそのデータベースっていうのはもちろんだけれど、自主ゼミとよばれるような活動あるいはコミュニティなんていうものがあるのは…

栄養について

栄養という概念がある、定義は知らない。おそらく小学生のころ、家庭科や、教科に限らない食育とよばれる試みによって、われわれは栄養概念についての知識を自然と身につけている、と期待する権利はだれにでもある。主な栄養は三種類、または五種類に分類で…

ごはんにふりかけをかけて食べたい。AKB0048をみるひとが増えてほしい。

ここ何度か知がどうたらとか古めしか式サイト論的日記(誤変換)を書いていて、もっと書き足すところ、もっとていねいに書くところ、もっとくあしく書くところは摘出可能だけれど、さあそうしようという気分がないので、これはだれでも知っている言葉でいう…

読書ツールとしての概念モデリング

ソフトウェアをつくるときに概念モデリングという考え事をすることがあります。概念モデリングとは、言葉の意味をよく考えて、言葉と言葉がどのように関係しているかを整理することです。整理の仕方にはいくつかの決まり事があります。その決まり事のおかげ…

KJ法は46656人の集合知をつくれるか?

「KJ法」で名高い川喜多二郎さん(2009年没)の、いまや古典ともいえましょう『発想法』を拝読し、僕は驚きました。KJ法がまさに集合知(集団的知性)をつくる技法にみえたからです。発想法―創造性開発のために (中公新書 (136))作者: 川喜田二郎出版社/メー…

期待の裏切りを期待すると物語を楽しむことを失敗しやすい

評判のよい作品がおもしろくなかったことがある。 期待した作品がおもしろくなかったことがある。 このさまを「がっかり」という。 評判のよさは(僕の)満足の大きさと無関係ではないか 評判のよい作品がある。評判は、点数の代表値(平均値や中央値)や、…

二つの集合知:Wisdom of CrowdsとCollective Intelligenceに共通する「多様性」指向

知識が生き生きとした関わり合いのなかで刻々と変わっていくということは - 反言子では「Wisdom of Crowds」と「これから集合知」という対比を持ち出しましたが、後者は「Collective Intelligence」(集団的知性)という概念の延長線上に位置づけられると思…

情報に挑戦するとき

情報の雨に傘をさすまでもないという特筆的感覚を日記した。この内容を説明的に記述すると――世の中から得られる情報にはおもしろいものがいろいろあるけれど、それらは他人の問題意識や興味に基づくものだから、自分の人生において自分自身が考えることほど…

情報の雨に傘をさすまでもない

なんの拍子かは忘れた。id:AltNightが@altnightを更新していないことに気づいた。ブログはいつもどおりいくつか更新があったので、いつものように楽しく拝読した。あるとな(ここではひとの名前をよぶというより、作者あるいは情報原を指し示す識別子として…

知識が生き生きとした関わり合いのなかで刻々と変わっていくということは

下の二つが『集合知とは何か』における西垣通の主な問題意識であると思う。 情報現象とは、情報から意味を受けとって生命が変化すること、および生命に解釈されることで情報の意味が変化すること、これらの変化の再帰的な繰り返しである。生命による解釈から…

暗黙知のリバース・エンジニアリング:全体←部分←部分←

「暗黙知」って思ったよりも興味深い考え方だった(西垣通『集合知とは何か』を読んで)。身体的な技能、手続き的な記憶、というものが暗黙知だろう、という程度のイメージだった。けれど、何が暗黙かっていうと、全体に対する部分に対する認識が暗黙的とい…

さしせまり

ことを為す意欲について考える。習慣がある。やりたいというきもちがある。やりたい、よりも強迫的なきもちがある。使命感、義務感、危機感などとよべる。また、理念、野望がある。理念、野望は大きく遠い。大事を為す者は理念、野望を抱いているように思う…

西垣通先生の講演メモ@NLP2009「意識と言語と情報」

@trickenさんのまとめ(西垣通先生最終講義「ラ・マンチャの情報学者」@東大福武ホール - Togetter)をみて、そういえば西垣通先生の講演をメモしたことがあったような、と思い出したので、掲載してみます。 この講演は言語処理学会第15回年次大会(NLP2009)…

重層的ロールモデル:憧れ、指導者の内面化

アニメ「AKB0048」の話でも。 「AKB0048」は13歳そこらの少女たちがアイドルを目指すお話だから、少女たちを指導・管理する大人たちが周りにいる。でも総支配人なんかはどこか子どもっぽさというか、冷静さを欠いて不安定にみえるときもある。総支配人はその…