第01回

だれかが「一度の誤りが死に直結するゲーム」と評していた。万全を期し、満を持す。そうしないと死ぬ。このゲーム、けっこう攻撃がはずれる。そりゃあないだろ、ってタイミングではずれる。だが、リスクというものはいつもそうやって襲ってくる。「日本人は、限りなく可能性の低い、しかし深刻なリスクを無視しがちだ」ときいたことがある。おそろしい。
このゲームは小学生のころにもプレイしていた。一年ほどまえにもやっていた。セーブデータが消えてしまった。クロノトリガーのデータも消えてしまった……。パソコンの驚異は「上書き」にある。深刻なリスクはこうも無惨なものなのだ。いまからでもおそくはない。バックアップをするのだ。10月はもう目前なのだから。ところで、このようにいつまでたっても楽しめるゲームというのはすばらしい。ところでどころでない。それ(?)が言いたかった。