量だけ増えれば集合知なのか?

いまの情報収集スタイルにして丸一ヶ月分のデータが溜まりました。HTMLに編集しましたので興味のあるかたはご覧ください。どういう風にやっているのか知りたいかたは、黒板ぽのトップページに書いてあるので参照されたし*1。読み手のかたに提供することを前提していないので、なんか変なのが混じっているかもしれませんが、優しい目で見ぬふりをするか、ニヒルな顔つきでやり過ごしてください。お粗末さまです。

思ったのが、ちゃんと読んで溜めたデータじゃないと実感がわかないなあ、ということです。記事数は500くらいあってかなりの量なのですが、心理的な抵抗(受験)もあって、実際はあまり読めていません。てきとうです。分類も評価もまだまだ不安定ですが、こういうのは関心を体系化していくようで楽しいですね、ところで。
ところで、集合知という言い回しは微妙だなと思います。知というのは、量の変化が質の変化へと転換していくものです。集合知と言うと、量だけが膨れあがっていくような、無機的な感じがします(現状において、実際にそうだと思います)。組織知、と言ってみたいのですが、それだと経営用語っぽくて微妙だね。いかに組織知をつくるか、また組織知とはどういうものか、というのがさいきんの関心事です。量の変化が質の変化へと転換するというのは、抽象的にみるとまた興味深い事柄だと思います。評論家ぶって申し訳ありません。
ひとつだけ申しておきましょう。量から質への転換における鍵は、ひとの解釈です。ですから僕は、まずちゃんと読みましょう。いまは心理的な抵抗もあってなかなかなのですが、そういう関心の種はとりあえず蒔いておきましょう。すてきな比喩だなと自賛しておきます。ごきげんよう

*1:敬体で書くと「参照されたいです」なのだろうか。