厭世の湖底

うっは。ぎゃは。ねっと、つまんねー。

独りを苦しむ。だれともつながらない。
表と裏は同じこと。だが偏った排中律。

BGMを消し、からだを横たえる。
ひとの言葉に浸かるとき、
気づく。独りは独りである。

勝負でないことには勝ち負けをくだせない。
そうやって降りてきた。そうやって堕ちていく。

書物は過去。対話は擬似。
ひとはいない。生きていない。

たまたまに巡り会った生きるひとびと。
彼らと時を共にする。時差は成り立たない。

時差が発生すれば、彼は生きてない。
だから裏がある。表もまた、もはや。

表が成り立つ前提は、
常に機能しつづける。

それだから降りていく。いよいよに堕ちてきた。