定額給付金が教えてくれたこと

定額給付金を何に使うか」という言い方に違和感があった。たとえばバイト代の1万2千円と給付金の1万2千円は同じ価値なのだから「給付金の1万2千円」という形容の仕方は意味がないと思った。
しかし「定額給付金を何に使うか」という問いには社会的な意味があることに気づいた。給付金の実施は、お金の使い方は経済に関係するということを国民に知らしめる効果があ(るべきだ)ったと思う。
つまりお金を使うことはだれかをよろこばせる。だれをよろこばせたいか、という視点で消費を考えたことはなかった。


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この定額給付金は、みなさんお一人おひとりに、直接参加いただける景気対策です。大切なのは、一人でも多くの方が、ご自分の考えで、有意義に使っていただくことなんです。そうすれば、きっと日本の景気を押し上げる大きな力になるはずです。是非、みなさんも景気対策に参加してください。


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給付金には、生活を支えるだけでなく、みなさんに積極的に使ってもらうことで経済を活性化させる効果も期待されています。

貯金にまわすよりも、使った方が日本の景気対策のためになるってことなのね?



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