すごい人になるにはどうしよう。それは簡単だ。それは難しい。これは、矛盾だ。だが良い矛盾だ。

与えられたことをこなすだけの人材は不要とされる傾向がある。たいして真面目でもない学生の僕からしてみれば、信じられない。与えられたことをこなすことは難しいし、今のクラスですごしている限り、みんなにとってもそうだと思われる。



与えられたことをこなすだけで、たとえば定期テストなんかかなりの高得点が取れる。たとえ模試でもそうだ。いままでどれだけ怠惰に学生生活を送っていただろうか。それでもなお、それなりの点数は取れる。もし、「ふつう」に勉強していれば。



──というのは、いわゆる負け犬の遠吠えである。あ、なるほど。



それができないから。ということだ。




模試で上位を狙うには、大手の個人サイトを作るには、すごい人になるには、実は難しいことをする必要はない。と仮定。しかし、それをすることが難しいのだ。そうして負け犬が量産される(「流行語」らしいから使っているだけで、とくにこの言葉にこだわりはない)。だってできるんだもん。だってできるんだもん。




僕はたいていのことは「やればできる」と思っている。自信過剰や自惚れやナルシストやスノビズム(?)と揶揄されてもいいほどに。というか、それが相応しいほどに。





「やればできる」は魔法でもなんでもない。一方で「どうせできない」と決め込む人間もいる。が、それは話が逸れるので置いておく(もとから逸れているが)。




応用力や創造力なんていうのは、基礎力や模倣力とたいして変わらない。あたりまえのことをあたりまえのようにこなせるのは、驚異だ。文脈がおかしい。



(つづく




いうまでもないが、ここには続けない。