世界と趣向

趣向
(1)おもむき。趣意。趣旨。
「貴翰の御―了承しました」
(2)おもしろみやおもむきを出すための工夫。
「―を凝らしたもてなし」
(3)歌舞伎・浄瑠璃を作劇する際に、その作品に背景として選ばれた類型的な「世界」に対し、作者が当時の事件から取り入れたり、創作したりして盛り込む劇的工夫。
→世界(5)
(4)俳諧用語。句の構想。「句作り」に対する語。
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世界
(2)物体や生物など実在する一切のものを含んだ無限の空間。宇宙。哲学では社会的精神的事象をも含める。また、思考・認識する自我に対する客観的世界をさすことも多い。
「可能―」「―の創造」
(3)自分を中心とした生活の場。自分の知識・見聞の範囲。生活圏。世の中。
「新しい―が開ける」「ピカソの―」「あなたと私とでは―が違いすぎる」「君は―が狭いよ」
(4)同一の種類のものの集まり、またその社会。
「動物の―」「勝負の―は厳しい」
(5)歌舞伎・浄瑠璃で、その作品の背景となる特定の時代や人物類型。例えば「仮名手本忠臣蔵」の世界は「太平記」。
(8)遊ぶ所。遊里など。
(9)〔仏〕〔梵 lokadhtu〕(ア)須弥山(しゆみせん)を中心に形成される一定の空間領域。全宇宙にはこの世界(一世界・小世界)と同じ規模の世界が数多くあるとして、三千大千世界などと表現する。(イ)衆生(しゆじよう)が住んでいる場所で、時間・空間的になんらかの制約を受け、まとまりをもっている広がり。(ウ)ある仏を中心とする空間。仏国土
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一部略。