「体験」と「経験」および「自分」と「他者」を論じるにさきがけて

(受験記002日目 2005-09-15(木)より)

思い出とはなにか。再実現のできない記憶という点で、フィクション、虚構、小説と変わりない(代わりある)。思い出に頼って生きてよいか。虚構に頼って生きてよいか。これらは近い問いであると思う。ちなみに、よいと思う。再実現のできない記憶というのは、論証やひらめきについても同様であり、論証やひらめきに頼るように、虚構に頼るのも自然なことである。頼るの意味がわからない。論証、というか、推理だけど、わかることでわからないことを割り出す。したがって、繰り返せない。もう、頼るしかない。