てきとう

ヒトカラについて調べた。カラオケ店について調べた。シダックスについて調べた。株主優待について調べた。株に対する興味を保留したことで定評のあるきをふしだが、ちょっとおもしろそうだと思った。シダックスだと(いま現在)8万円の株を一株買ったら半期で1000円引きの券が15枚もらえるらしい。おもしろいなあ。
株主優待を目的に株式投資をしてもうまくいくとは思わないが、株に興味をもつきっかけとしてはアリだと思う。とりあえず本を読んでみようと思う。ひいては、株を通して経済について親しむのがもくろみである。とはいえ、それが僕の人生における現時点でどれほどの価値をもつのかに懐疑的だから、いまのところ手を出していない。cf.反言子 - 木村剛『投資戦略の発想法』
ところで、株に限らず、今後、市民が経済的な意味でしあわせに生きるためには、ただ黙々とはたらくだけではやっていけなくなるかもしれない。そのとき、知識による格差というのがいよいよ顕著になるだろう。ナレッジ・デバイドである。けっして教養や人徳というレベルではない。形式的な手続きの有無によって差が出てしまう(想像だが)。
これは不健全だと思う。だから、事業形態の変化と、それに伴う資産運用に関する教育はこれから見直されるべきである。これは文化的で最低限度の生活を守るために必須のことである。市民がしあわせに生きるための問題である。さしあたっては、自分がそういう問題に対して意識的にならなければならない。その意味でも、株を通して経済に目を向けるのは有意義ではある。
市民がしあわせに生きるための知識、いわゆるリベラル・アーツというやつだろうか、これは教育による部分が大きいと思う。これからの社会、市民のしあわせのためにどのような教育が求められるか、という問題は興味深い。