とくに興味がないという性格のメリットって

いろいろなことにあまり興味がない。情熱を注げるようなものがない。本もインターネットもあまり読まない。アニメも観ない。映画も知らない。プログラミングも好きじゃない。料理もめんどくさい。雑務が増えるのはいやだ。スケジュールが埋まるのはきらいだ。
でもなんとなく、向いていること、向いていないことを探る土台は十分に感じる。命を掛けるものは一生みつからないだろう、みたいな絶望は覚えない。命を掛けてなんになる、という冷めたきもちの裏返しかもしれないけれど。かといって、それだけでもない。
これだけわっていう、好きなことがあることは、本当にいいことだろうか。きっといいことだ。でも、世の中でどれだけ役に立つかというと疑問だ。それで人生豊かになるかというと、そうでもなかろう。というわけで、べつにぜんぜん問題ないな、と思う。
むしろ、この興味のもたなさをいかにコントロールするかということが大事なのだろう。すこしでもおもしろそうであればそれなりに興味は示します、なんて正直に捉えず、与えられた仕事には責任感をもち自分の役割を見出しつつよりよい方法はないかと模索を楽しみながら物事に取り組むことができますなんて言っても、あんまりうそじゃあない。
というわけで、僕にとって世の中はそれなりにおもしろい。