シンプルな道具が優れているなら、目的がシンプルってことだろう

手帳でも買おうかなあと思って下の言葉を見つけた。なぜ手帳がほしいのか思い出した。

戦略1:手帳は選ぶものではない。必要になるものだ! SH(手帳と文房具のレビューサイト -好かれる人の手帳術-) ソフトウェアは、お客様が目的を達成するための手段でしかありません。


お客様の目的を達成するために、どのような機能を持ったソフトウェアを提供すれば良いのか、考えるのがお仕事です。


そのため、ソフトウェア以外の手段があれば、その手段を提案します。
ソフトウェアである必要はまったくありません。

そのまえに、どんな手帳がほしいかを考えた。見開き一ヶ月くらいのスケジュール帳がほしい。より実質を考えると、ごく大まかな予定なら書き込める一覧性の高いカレンダーを求める。というわけで、以前にも使っていたような、エクセルで書いた数枚のA4用紙で事足りる。それと授業用の週間表A4一枚があればよい。多機能といわれるような手帳が長物と気づく。
それでも僕が手帳をほしいと思うのは、付箋や絆創膏、またカードやお札などを持ち歩くのに使いたいという目的がある。つまり筆箱および財布としての機能を備えたガジェットがほしいのだが、それをばくぜんと手帳というジャンルに求めていた。大まかには外れていないはず。しかし、みずからの要求を満たすそのガジェットが一体なにものであるか、具体的な設計を試みたことはなかった。そういうものが、はたして手帳という商品として都合良く売られているのか、と考えたことはなかった。
僕が求める「手帳」は、売り場にあふれる手帳の大半ほどに多機能なものではなく、かといって単一のモジュールに還元できるものでもなかった。
スケジュール要求について設計をしたわけではない。自前のA4用紙はいわば実装だ。しかし設計が明確でないと、ほかの実装を考えるとき(まさに僕の「手帳」を探すとき)に悩む。もちろんスケジュール要求はA4用紙モジュールのみで完結させて、持ち歩き要求のみを個別に設計してもよい。そしたら案外、100円ショップにでも都合のよい実装が見つかるかもしれない。