不安をアピールしてみよう
オブジェクト倶楽部2010夏イベントで@june29さんが、不安なときに不安だーっていえるといいよね、みたいなことをおっしゃっていて(うろ覚え)、なるほどなあと思った。
不安なときに不安だという余裕はないので不安ではないいまのうちにいっておこう、不安だー。
不安ではないとはいいつつも、それでも具体化できない不安があるから、こんなことをいうのだろうと振り返る。不安を具体的にいうことが恥ずかしいから、不安なときに不安だという余裕がないと想像してしまうのだろう
しかし、
「不安」は「未知」と戦うための「センス」であり、強力な武器と成り得る。
と解釈すると格好良いし、勇気が出てくる。だから、
その不安を「可能性」と受け止められるくらいに、広い心を持って生きたい。
と思う(前後のツイートが辿れないから、ここでの「その不安」が何かは実は僕はわからないのですが、それっぽくつなげてみました)。
元気いっぱいに「不安だー!」って叫んでいる人を見ると安心するってことが分かった。
当時発表を聞いていて、@june29さんみたいなバイタリティのあるひとでも不安を抱えているということを知ると、なーんか安心してしまいました。不安だー!っていうと、ふつう周りも不安になるって想像してしまわない? でも逆の想像も簡単にできる。不思議なものです。だから、自分の不安を考えることと、ひとの不安を考えることって、けっこう近いのかもな、と思います。
きっとみんな、自分で思っている以上に弱っているよ。頼れる人がいたら、ちゃんと頼った方がいいし、大事な人がいたら、なるべく側にいたり連絡を取ったりして。ひとつでも多くの「不安」を「安心」に変えてあげて。
でもやっぱり不安をアピールするのって恥ずかしくもあります。そのへんのバランスをうまくとっているのが「ニコニコカレンダー」かもしれませんね。そういえばクックパッドの第2回「開発コンテスト24」の優勝作品「はなことば」も、アピールするのが気まずい感情をかわいく可視化していますね。とか連想していたら@june29さんも受賞者でした、なんと(半径3メートル以内の世界でもっともっとひっついてたくて「1/2」をつくりました - 準二級.jp)。
ネガティブなきもちのアピールについて、もうちょっと考えてみようと思います。次回は「コンプレックスをアピールしてみよう」です。