高根正昭『創造の方法学』(初版:1979年9月20日)

方法論が、どうやってつくられて、どうやってつくれるのかに興味ある。あるいはディシプリンとかパラダイムとかいうものも。
社会科学の方法論の本。筆者の体験談に教科書的な解説がきれいに溶け込んでいるので、楽しく読めて勉強になる。概念(理論、抽象)的な世界と、具体(経験、客観)的な世界との往復によって視野を広めようという筆者の提案は、人生論としてもおもしろい。

創造の方法学 (講談社現代新書)

創造の方法学 (講談社現代新書)