絶望の世界、女子高生毒殺未遂事件

  • 絶望の世界」はKourick SuBlog (2005-08-24)で知りました。
  • 女子高生毒殺未遂事件は朝のニュースで知りました。
  • 私見これはひどい
    • 絶望の世界」はおもしろい物語です。いじめの描写はぞくぞくして好きです。佐藤友哉『エナメルを塗った魂の比重』(Amazon.co.jp)も、ぐちゃぐちゃないじめがえがかれていて好きです。とくにぞくぞくする手法は、どうみても精液です。本当にありがとうございました。毒殺女子高生ですが、どうみても萌えキャラです。よろしくおねがいします。
    • 詭弁のガイドラインごくまれな反例をとりあげるというのがあります。ふつう女子高生は母親を毒殺しない。だが、尻尾が2本ある犬が生まれることもある。「なぜ女子高生は母親を毒殺したのか?」という問いには、こう答えるしかない。ごくまれな反例でしか答えられない、そもそも議論にならない話題である。そう思っています。それではだめだ、ひとの命が関わっているのだぞ、という反論もありましょう。
    • 尻尾が2本ある犬が生まれるのは偶然です。同様に、ふつうでは考えられないような行動を起こすのも偶然だ、と僕は思うのですがどうでしょう。ふつうに考えられるような、たとえばリストカットについてならば、というか僕はこんなものをふつうに考えると腕がむずむずしてきて堪らないのですが、その真相を問うてみるのも大切でしょう。女子高生が母親を毒殺することが流行してきたならば、その真相を問うのも大切でしょう。ひとの命は大切ですから。
    • この事件をニュースで聞いたとき、わくわくしました。ウェブで情報を集めているとき、やはりこれぞウェブであるなあ、と高揚しました。僕にとってこの事件は、そういうゲームへの引き鉄です。それはともかく、僕にはこのゲームよりも大切なことがたくさんあります。たとえば、うがいをどのようにすればよいか、とか、同じクラスの女の子はみんなかわいいなあ、ということです。もちろん彼女たちの命も大切です。ひとの命は大切ですね。