箇条書きにしない必然性はない

人並みにマンガ・ゲーム・アニメが好きだと思う。とはいえ、このように三項を並べると暗に「萌えマンガ」「エロゲ」「美少女アニメ」を意味しているようで、その点ではそれほどでもない。あ、このまえ18歳になったんですよ。だれかプレゼントくださいません? もちろん「エロゲ」ですよ。(というか高校生ってダメだよね)
マンガ・ゲーム・アニメはかなりの無気力においても楽しめる。怠惰な僕にとっては恐ろしい娯楽である。そういった作品にも与え手がいる、というのを考えると凄い。彼らはけっして無気力に創作してはいない。僕を楽しませるために、また彼自身が楽しむために、あらん限りの思索、試行を凝らしている。
僕は何やってんの。
ところでさ、さいきん音楽を聴くの。いや、のだめもおもしろいけどね、なかなかクラシックには馴染めないよ。そう、電波ソングだ。いや、言うほど電波でない。その筋の音楽を聴いておるんだ。
音楽についての記憶というのは不思議なものだ。メロディを覚えてるだろ。それを脳内で再生させるとさ、いままで認識していなかった歌詞を認識しちゃうのさ。あるある、かな? あ、これこういう歌詞じゃん、って気づくのよね(「解釈」の話じゃねえぞ)。不思議1。
メロディを覚えてるだろ。それを脳内で再生させるとさ、なんかもとの曲よりもよくなってんだよね、あらあら。きょう何度も脳内リピートしているあの曲を流すとするじゃん。あれ、と思う。こんなにのっぺりした曲だっけ? もっと女神みたいじゃなかった? 神秘だったじゃん。『ネウロ』のアヤ・エイジアっておそらくこんなだろ、っていう、そういう名曲が実際聴くとだめんなっちゃうん。おれの記憶のほうが優れた作曲家じゃないか。不思議2。
それにしても、不思議1はすげえぜ。意味でなく、別の何かで言語を記憶してるんだぜ。ふとしたひょうしに、それが意味になっちゃんだからたまげたもんだ。おまえ、どこ潜んでんだよって話。こんなの音楽でしかありえねえ。こんなにおれの奥に潜みやがる意味可能性なんて、ふつうの言語表現じゃなしえない。しっかし効率はよくないよな。なんかすげえ、っていう、ただそれだけ。