2006年度大学入試センター試験一日目

現代社会、第7問
問1 下線部(a)に関連して,インターネットの利用から派生した,日本で近年起きた事件・事象の記述として適当でないものを,次の①〜④のうちから一つ選べ。
(中略)
② インターネット上での情報交換を通じ,直接出会ったことのなかった人たちによるボランティア活動が展開されるようになった。
(中略)
④ インターネット上の掲示板に書き込まれた内容が大きな反響を呼び,紙媒体の書籍として出版され,ベストセラーになった。
④はダミーですね。②で2ちゃんねるを連想するホンモノを選別するための、ダミーです。絶対。
英語、第5問

Yuki: What kind of car does she have?

Owen: It's, it's uh....

Jay: Don't you remember?

Owen: Well, it's white. Oh, and it has four wheels!

Jay: Stop joking.

世紀の大発見です。鋭い視点、豊かな発想とは、こういうことでしょう。
国語、第1問(別役実『言葉への戦術』より。適宜、改行して引用します。「……」は中略です)

先ず最初に、舞台上に一つのポストがおかれ、役者が一人で登場し、ポストを指示し、目は観客に向け、「これはポストです」という。……観客は……ポストであるものに関心を持つ。

……次に、舞台上にはやはり一つのポストが置いてあり、役者が今度は二人登場する。一人の役者がポストを指示し、もう一人の役者の目を見て、「これはポストです」という、この場合の事情は、かなり複雑である。……ここでの観客の主要な関心は、……「ポストです」といわしめたその場の事情に向かうのであり、「ポストです」という言葉は、その事情を解読するための一つの手がかりに過ぎなくなる。

……ただ、「これはポストです」といった時に、ポストがその指のさし示す所になかったとき、一瞬、その言葉は宙に迷い、ポストもまた宙に迷う。

宙に迷うポストを想像したら、とてもシュールなのでした。
国語、第2問(リード文)

次の文章は、松村栄子の小説「僕はかぐや姫」の一説である。千田裕美(ちだひろみ)と辻倉尚子(つじくらなおこ)は女子高校の同級生である。彼女たちは二人とも文芸部員で、自分のことを「僕」と呼んでいた。これを読んで、後の問い(問1〜6)に答えよ。(配点 50)

なんですか、これ。くらくらしました。
とりあえず読むがいいさ。