JからDはJである。BはHになり、GはLする。なびくようなRは金輪際なくBである。僕はTにおびえるけれど、VはCではない。Cであるのはあしただけであり、いまというこのUにおいてはEない。Qな気持ちでしたためるMは屋上でたなびくWをよみがえらせる。Zという宿命が彼を僕にOする。Pであるのはたまたまであり、Sに裏付けられるRのたしからしさを逆説的になっとくさせられるのはいかにもFらしい。いっけん;であろう*の恒常を目の当たりにしたジョバンニは8らしく2した。改行。
その目覚し時計はおいくらですか。僕は尋ねた。こちらへ、どうぞ。え。え。暗号だったのか。僕をどこへつれてゆくのですか。また問うた。店員ははっとした面持ちで僕を振りかえった。岩波文庫は、お好きですか。これも暗号であろう。川、と答えた。しゅー。どろどろ。改行。
無地です。無地でなければいけません。そう主張する友人を放っておいて、僕は先に進んだ。これは机ですか。いいえ、それは銭湯です。おー、いっつ、あ、ぱぶりっくばぁふ。改行。
meta.infoというURLを打ち込んだ。そこには先客がいた。com.comというURLを打ち込んだ。CNETであった。改行。
シンプトム。シンプトム。わからない片仮名語。ジャンクション。ジャンクション。わからない片仮名語。改行。
夜景は下品であると思う。改行。
なぜなぜどーして、へい! いついつどこでも、へい! わたくしは──わたくしは──わたくしは──へい! 改行。
おっと。そうつぶやいて、僕は筆箱から付箋を取り出した。栞、栞、と。いや、それは付箋だろう。友人が問う。きみ、栞であるよ。栞として、であるのだ。僕は本のカヴァをはずした。本の外側に付箋を取りつけ、ふたたびカヴァをはめた。みたまえ。ここをこう折り曲げるのだ。友人は猫を飼っている。うさぎは寂しいと、死ぬ。改行。
タトエバコウスル。kimiha,komarazaruwo,enai.かいぎょう。
地球に優しいこと。人間に優しいこと。これらは「正確な認識と的確な対策」に裏付けられる。非常に科学的である。つまり、感情を排して理性に比重を置くことで優しさを実現する。これはそういう優しさだ。よおく、覚えておけ。改行。
断言しよう。重要事項として記憶しておけ。いいか。わたくしはきをふしである。きをふしにとって、こうである。いきがいは物語。なりわいは発想。非常に揺るぎある。よかろう。改行。
改行。
これで筆を置こうと思ったが(改行も連続したし)(字が下手なので筆を持ちたくはないけれど)、すこし思い出したことがある。「新しいこと」と「好きなひと」に密接なつながりがあるのは、これまでの人生経験からおおよそ真理であると思う。また、そういう主旨の物語をひとつ、そういう主張のキャラクタをひとり、知っている。実に、泣ける。改行。
つまらない、と思う。たしかに。しかし、なぜ彼女は、ああも、とも思う。そこから拓ける。願え。きみにとってのわたくしは、どうでありますか。文意のねじれは、自信と卑屈の絡み合い。改行。
辞書検索をして反省する。なりわい、という言葉を遣うのでは早計である。ところで「成合」という言葉があるそうで。なるほどした。
無意味なことは多い。しかし、それは意味を成さない、ということであり、何も成さない、というわけではない。意味は解釈によって意味をもつ。無意味なはたらきかけが、解釈によらないはたらきを与えることがある。つまりだ。このはたらきかけから、きみは逃れることができない。無意味だ、という反論は、解釈上の否定だ。与えている。きみは受けているぞ。どうしようもなく、な。解釈するのが精一杯。そのことで何を否定できよう。無意味を前提して与えているこの僕の、いったい何を。