「きをふしはきをふしにあらず」

ばーい、まるぼん。おもしろい観点だなあ。
整形済みの詩を載せるときはスタイルシートで文字間を3pxくらい開けていた。そのほうがふわふわした感じになるから(気のせい?w)。フォントは等幅のMSゴシックだったと思う。等幅のほうが対句的な言い回しとかが綺麗に並ぶから。そういった気遣いも含めての言葉遣いだったわけ。
しばらくしてメイリオをいれた。これはほぼ等幅でかつ文字間が適度にあいているから、詩でもそのままでいけるならと思った。ちなみに、このダイアリは文字間が1pxあけてある気がする。確認すればわかるけど、ぱっと見ではよくわかんないね。僕も忘れてましたし。
どこで読んだか忘れたけど(増田?)、どれだけデザインに気を遣ってもフォントがアレだと台無しらしい。逆に、フォントひとつを取ってもさまざまな考慮ができるということ。奥が深い。関係+要素=構造、みたいな。すべての全体性によって雰囲気の空気が生まれるのですね。
はてなにはふぁびこんというものがあるそうだ。ちょっとまえにははてなグループの日記リストに出てくるようになったし、ちかごろではコメ欄にちかちかとふぁびこんがならんでいる。はてブを利用しているといろいろなふぁびこんをみかけて、そのいくつかは何度も目にして印象に残っている。らしさ、が確立している。
いってみれば、いっちゃえば、これもフォントだよな。はてな界隈という広大なデザインにちりばめられた個性の数だけあるフォント。やっぱり、ないよりはあったほうがいいよなあ、と思って、絵心の限界に挑戦してふぁびこんをつくりました。僕のセンスには戦慄を覚えざるをえないですね。ちなみにLingrのアイコンも設定しました。みにくるといいよ。
その256pxの個性っていうのもあるんだけど、結局のところ、そのひとの「らしさ」はそれ以外のさまざまな言葉や挙動を含めてこころのなかにつくられるものだ。そういったもやもやを視覚的に切り取り・変換したのがふぁびこんにすぎない。ふぁびこんがあるから個性が生まれるわけではない。だから、ただ、僕の個性をあなたに刻み込む一介の手がかりとなればさいわいです。