概念

葛藤

しがらみが複雑な問題を「葛藤」と捉えている。しがらみとは「ああすればこうなる」という事情であり、それが複雑であるというのは「あちらを立てればこちらが立たず」という事情関係がいくつか成り立っていること。 葛藤に解決を試みることで、葛藤は消える…

暗黙知

暗黙知:全体を認識することは、いくつかの部分の組み合わせを認識することで到達できる。というようなことは、ふつう思われない。全体を認識することは、ただ全体を認識することだ、と思われる。思われていない「いくつかの部分の組み合わせを認識すること…

安定

安定ってなんだ。何が:システム。システムが安定。システムに本質があるとする。システムの本質が変わらない:安定している。システムが安定である:本質が変わらないようになっている。戦略:本質を決める。本質が変わらないようにする:手段:本質以外を…

愚痴

愚痴をしゃべっているひと、サガる内容をアガりながらしゃべている。器用だ。内容と態度がねじれている。このねじれによって葛藤がメタレベルでコンテンツ化され、問題を解消するのだろう。飲食店でよそのテーブルのおしゃべりを耳に入れながら思った。とか…

進化

進化:遺伝や適応や淘汰によって生物が環境に適合すること。 進化論:生物の系統を進化で説明すること。 進化についての気になること:小さな変化と大きな変化とに隔たりを感じる。たとえば長い時間をかけてキリンの首が伸びることはもっともらしく感じる。…

わかる

わかるとは。とは、っていう問いにどう答えるかはいろんな切り口あるけど、さいきん好きなのは「らしさ」を問うこと。「わかったらしさ」とは何か。言葉を砕くと「わかった感」。慣用の言い回しに「わかったつもり」がある。「わかったつもり」は「わかる」…

まるごとのミルキィホームズ

ミルキィホームズには二種類ある。 原作系統:新進気鋭の探偵としてのミルキィホームズ。ゲーム版。OVA版。 アニメ系統:だめだめなミルキィホームズ。アニメ版(第1期、第2期)。 原作系統とアニメ系統ではキャラの性格や効果音や登場人物が違う。たとえば…

社会デザイン

デザイン:設計。設計≠実現。 ソフトウェア:設計→実現:自動・安い。 社会:設計→実現:むずい・取り返しつきにくい・高い。 設計→実現が高いほど設計の練り込みが重要。 ゆえに、重点をデザインに置く。

本を買う/借りる

買う:本を所有する。 借りる:本を制約つきで手にする。制約1:有期である。制約2:本を破損させない。手放しコストは貸し主が負担する。 説「本を買うとお金を払ったプレッシャーがあるから読める。ゆえに本は買え」。前提:本は読むべきである。 逆前提:…

図解

「表現」って過程のためにも結果のためにも使われる。ここに算数の解答用紙があるとする。いままさに消しゴムで消されようとしている「間違っていた途中式」は過程としての表現だ。のちほど赤ペンでなんらかのしるしをつけられる「残された途中式と答え」は…

公理論とモデル

公理論とモデルという区別を読んだ。あらかじめ区別されるというより、評価のされかたによるあらわれ、のような気もする。 公理論:理論を静的・論理的にみたときのあらわれ。演繹したときの整合性で評価される。 モデル:理論を動的・時間的にみたときのあ…

相対主義

相対主義の反対は何か。 相対主義は何か。代表的にいえば「AはBよりもよい、ということは言わない」と言うことだと思う。この反対というと「AはBよりもよい」だ。この「よりも」が「相対主義の反対」に欠かせないとするなら、「相対主義の反対」を「絶対主義…

言葉遣いの機能

ギャル語:リアクションを形骸化する(会話内容から独立させる)。会話をアゲる。 ブロント語:表現を冗長化する。なんでもない主張を美しい音韻に乗せられる。 淫夢ネタ:表現の端的さによる無愛想さをむしろ開き直って和らげる。

たとえ

たとえば:前述の例を出す。この例を抽象化または集合化すると、前述の主張に合う。 喩える:前述を似ているものごとに言い換える。両者は一面的・連想的に関わる。 「たとえば?」と聞かれて「喩え」を出すと変な感じ。「たとえば、」に喩えを続けるのはあ…

構築的

発見や知識は構築的であると想像している。人間は無限のつじつま合わせ能力をもっている。きれいなつじつまが発見や知識である。すべてにつじつまを合わせうると考えると、例外や特殊という言葉が、ひねくれて聞こえる。例外を包括するつじつまが、特殊を通…

生きる意味

生きる意味を考える。そのだいたいは動物として生きることで満たされると感じる。精神の満足が生きる意味の本質であると考えることもできるが、その考えは精神活動に没入して出てくるものだし、精神活動に没入できるという必然的な動物的安定を考えると、重…

勝ち組

勝ち組という言葉について、徹底に自分の感覚で考える。 勝ち組:表現のチャンネルを2つ以上もつひと という感覚がある。たとえば、 絵としゃべり 文章とプログラミング 工作とダンス 料理と音楽 映像とジャグリング チャンネルという言葉の意味範囲があいま…

経験的

文系のひとが経験的という言葉を遣うことがある。これの自分なりの印象を書いてみる。文系のひとは「本当のこと」を知りたい。そのためにいろいろな「考えごと」をする。でもどれが「本当のこと」かわからない。けれど「本当のことかわからない」という「考…

境界づけ

境界づける。 境界:A/非A、A/B 例:できる/できない できるとできないの境界を限界という。俗に:できないと思っていたことができることを、限界を超えるという。飲酒に対する耐性を経験的に実証することを限界を知るという(ばかげている)。 できるか…

虚/実−二元論

問題:AKB0048に我々に会いに来るか? 虚/実−変換論:2次元AKB0048は2.5次元NO NAMEを媒介して3次元我々に会いに来る。 虚/実−平行論:AKB0048はおらず、我々に会いに来ない。 虚/実−超越論:AKB0048は超越世界を媒介して我々に会いに来るがそれは不可知…

疑似恋愛の非対称性

なぜ「DD」が非難の対象となりうるか。築くべき関係が疑似恋愛であるからだ、という答えが浮かぶ。 「一押しでないこと」「単推しでないこと」がその対象を傷つけるという事態を想像する。「推し変」や「DD」はその事態を引き起こす。 恋愛はふつう排他的な…

名前/作品名

タイトルの短い新書は良書だとという『新書がベスト』の指摘になるほどと思った。 作品の名前は説明をする。短い説明は範囲が広い。長い説明は範囲が狭い。新書の範囲のうつわ、200ページに手頃な範囲のないようというものが(ひとそれぞれ)ある。広いうつ…

構成的理解

このまえ紹介した動画*1について調べて、泉和良「自作ゲームしかなくなっちゃったんですよ」というインタビュー記事を見つけて、こんなゲームをご本人が実況していたことを知った。 政治とか国防とか尖閣問題についてはほとんど何も知らなくて、このまえ『何…

抽象化と発想が関係する風景を思い浮かべていなかった

きっかけ:抽象的≒客観的、なはずがない 『人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか』を読みはじめたとき、言葉がぜんぜんはいってこなかった。森博嗣は「抽象」という言葉に「客観」を結びつける。「具体」には「主観」と「論理」を。僕は逆…

役が生命であるとき

物事を整理するための、ロール(役割)という捉え方があります。あるひととか物、それ自体と、それがもっている役割を区別することで、すっきりと物事を整理するための捉え方です。 たとえば、ある組織に属するひとびとを整理するとします。あなたはその組織…

栄養について

栄養という概念がある、定義は知らない。おそらく小学生のころ、家庭科や、教科に限らない食育とよばれる試みによって、われわれは栄養概念についての知識を自然と身につけている、と期待する権利はだれにでもある。主な栄養は三種類、または五種類に分類で…

ユーザ参加

仕事の領域を分割して、責任を専門家に分割するのが、この生活の主要なフレームだ。べつに責任がないからといって参加してはいけないということはないけれど、分割が進行するほど仕事はユーザの手から離れていく。これによってやんごとなきクオリティが失わ…

歴史

古典の索引。

再現

再現、とりわけ身体的な表現によって意味をもつ形態の作品、音楽とか、工芸もそうだと思う、というものがある。そのありありと再現された、されているものを、作品とよぶこともできるし、ちょっとふつうの言葉遣いではないかもしれないけれど、その再現の方…

社会問題

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