思考記

みずから始めおのずと成るもの、たとえば日本庭園

芸術に終わりはありませんというのも変わりつづけることに価値が見出されているからでありまして、普遍を目指すのかは知りませんが歴史において普遍というものが疑わしい以上、だからこそ変わりつづけるのが定めでありましょうと思いまして、人間のいわゆる…

ひとつの意味はどのように認識されるのか

先日あげた問い「わかりやすさとは何か」、これと並んで関心を引かれる問いがある。「ひとつの意味」はどのように認識されるのか、ということである。言い換えるに、チャンク化だか、コード化だかは、どのようにおこなわれるか。学習においてそれがどう影響…

名言を見繕うことの不可能性

なにか気の利いた一言を記したいと、ふと思う。あけすけにいえば、名言を書きたい。しかし名言が名言たるのは、ほかの多くの言葉に支えられているからだ。重厚な文脈に腰を据えているから、名言としての尊厳を保てるのだ。ゆえに、名言を書くことはできない…