廻る

ある状況があって悩んでいると、状況はちがえどいつも同じような悩みに沈んでいるとしばしば自覚する。それは素朴とか陳腐とかって言い表せて、あるいはべつな説明で紐解けば、いつまでも切実さを保ち続ける、ということなのだなあと思う。厄介だけれど、大切と言い換えることもできるし、ああだからこそ厄介なのだなあとか言葉が巡る。僕がここに感じるものはパワー。これはなんだか強そうな言葉だし、だからこそ自分は弱いのだ、なんて言ってしまうともう何が何やらわからない。