言語

人工知能学会『知性の創発と起源』(知の科学シリーズ第1巻)

知の科学的な理解に関する論文集。人工知能学会誌の特集がもとになっているみたい。構成やその案内に気が遣われていて、おもしろい仕上がりになっている。創発という概念やシステム論そのものについては詳しく書かれてない。あえてそういったものを柔軟に捉…

絵と思考

キーワードに丸をつけて線で結ぶと文書に図の次元が誕生する。図が文書から掘り起こされる感じ。マークアップは文書を構造化する。構造はのっぺりしていない。のっぺりしていると、理解するのが難しい。 映像が苦手だ。つくれといわれても絶対にいやだ。とこ…

西垣通『AI――人工知能のコンセプト』

人工知能というのれんをくぐったらそこは哲学だった。 20年前に書かれた本だが、コンピュータの歴史や背景などを概観するうえで非常に見通しがいい。人工知能の歴史はコンピュータの歴史であり、コンピュータの歴史は社会と哲学の歴史であるなどと思ってしま…

オブサーブ

オブジェクトという言葉はよくわからない。モノと言い換えられることが多い。 LONGMAN Dictionary of Contemporary English(以下同様) a solid thing that you can hold, touch, or see but that is not alive 見たり触ったして確かめられるもの。「現実世…