講演メモ:「Web時代の学術情報流通の方向性を考える」武田 英明(NII)
総合学術辞典フォーラムより。
まとめ:「総合学術辞典フォーラム」参加報告 - 反言子
「Web時代の学術情報流通の方向性を考える」武田 英明(NII)
NIIのサービスについて。
先生:学術情報流通の担い手&セマンティックWeb研究者
学術情報流通のセマンティックレイヤー構築
Web時代の情報流通ってなに?
ネット以前:出発→以後:だれでも参加できる、情報の流し手の台頭(Google)
マスメディアとユーザの相対化(やってること変わらない)しかし流通は別
集める→創る→公開するというプロセス
古典的学術情報モデル
↓ 書いて、査読して、流通。もとからループできている。当然!
量への対応
細分化、電子出版、Web2.0化(オーソリティの相対化→中身が大事ってこと?)
新しい流通への対応
検索(縦に分かれたけど横につながる)、メタデータ流通(書誌、図面)、
オープン化・システム連携
e.g.Googleスカラー(武田先生が紹介するとよくないw)
メタデータ:データの「意味」の記述(どういう「意味」?)→セマンティックWeb
メタデータの問題
何を記述するか:記事、概念、ひと
どう構造化するか:オントロジー、社会ネットワーク(ひとの)
なにが同一か:アイデンティティ管理、
オントロジーマッチング(異なるオントロジーの対応関係を発見・維持する)
どうやって記述するか(言語):RDFS,OWL
どうやって活用するか:公開して
NIIの学術情報サービス
CiNii:APIあるねー。いままでは拒否w
Googleとも連携。自分たちだけでは対応しきれない。公開したら倍にw
インフラの整備を進めている。月間1億PVに堪えるインフラを。
研究者リゾルバ:リンクを集める。各大学のDBと連携
KAKEN:論文をID管理。揺らぎを含めた文献リンク
情報学の広場(仮)プロジェクト
情報学研究に関する学術コンテンツの保存と公開を促進し、情報学研究の発展に寄与することを目標とする。学会と組んでやりたい。システム開発中。これから、マルチメディアコンテンツを提供する&オントロジーをマネジメントするプラットフォームを提供。
(情報学とは何か、という問いに答えるヒントを与えてくれるのだろうか? オントロジーを構築するということは情報学分野の体系化が必要ということになるのでは。それにどうやって取り組むのか?)
オンライン学術用語集(古い):学会&文科省だからいじりづらいw
学術研究データベース・レポジトリ
現状:オントロジーはまだまだ。
研究分野可視化システム(仮)
KAKENの統合分類を要チェック!→毎年、文科省が変えるw
オントロジーは変わらない? いや、ありえない。どうしよう!!!
総合学術事典への期待
多様なオントロジーの提供(サービス面)
研究者のオントロジー構築への参加(活動面) このループのきっかけになること!