公理論とモデル

公理論とモデルという区別を読んだ。あらかじめ区別されるというより、評価のされかたによるあらわれ、のような気もする。
公理論:理論を静的・論理的にみたときのあらわれ。演繹したときの整合性で評価される。
モデル:理論を動的・時間的にみたときのあらわれ。説明や予測の現実との合致性で評価される。
理論を、公理論的にテスト・デバッグすることもあれば、モデル的にテスト・デバッグすることもあると思う。ある数学理論がモデル的に高評価であることは、ある価値観からは下等にみなされる。その逆もある。

社会学の方法―その歴史と構造 (叢書・現代社会学)

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