まんがで読破 自由論

自由論 ─まんがで読破─

自由論 ─まんがで読破─

めっちゃうまくストーリーつけてマンガにしてるなあって。ふつうにおもしろかった。
守るべき権利(ひとに害を及ばさない限りで):思想の自由(意見・主張含む)、好きなこと追求する自由、団結の自由。意見するとひとに影響を与えるが、というので、影響の受け方を判断するのは聞いたほうのやつなので自由ですって。ここ気になるよね。意見っていうレイヤーだけでコミュニケーション成立するならそうかもだけど、意見っていうつらでもっと原始的なところとかべつなあれ突く物言いもできるしね、そういうのはいやだ。
後半の教育の話、国の発展のために子どもが平等に教育を受ける権利は当然だけど、親が教育を受けさせることを義務とするかどうかって悩んでいるところよかった。「これでよかったんだろうか」的読後感がナイス。

働く人のための精神医学

第1章。幼い頃に親と築いた愛着がその後の社会生活にも影響するという話。親(特定の人)とコミュニケーション、スキンシップするとオキシトシンが分泌されて、たくさんあると大人になって自信もったり精神的に安定してひととつきあえると。4つの愛着スタイル(まあ性格みたいな)を分類していて「回避型」が自分すぎてわろた。
第2章。発達障害の話。読むのが苦手とか、算数できないのとか、共感できないとか、そういうのが遺伝と環境それぞれ要因あって、障害っていうか向き不向きもあります的な。マネージャになってマネジメントとかプレッシャーをうまくできないみたいなのを、子どものときからあった発達障害が顕在化したという物語で説明しているのがおもしろかった。
第3章。パーソナリティ。とか、いろんな話が続いていく。
タイトルの軽い感じに反して、学問的に慎重に歩みを進めていく本で興味深い。