数学

考えるか、書き留めるか、それが問題だ(1)

ノートを取ることは大事だが、それ自体が目的になってはいけない、とよく聞く。いまや真摯に受験と向き合う級友たちはそれをよく心得ているようで、話を聞くべきとき、また考えて理解すべきときを分別(ふんべつ)して授業に臨んでいる。僕も理屈の上では理…

学ぶほど考えなくなる

文章が消えた。Alt+Zでページを閉じるように設定した自分を呪った。テキストエディタでなく、くそみたいなはてなの投稿ページで文章を書いた自分を呪った。書き直そうにも絶望あるのみ。だれか僕の代わりに書いてください。 複雑な数式をたったひとつの文字…

文章に書かれた思考はまさしく「わたし」であるか?

数学の授業が本格化してきまして、難関校の入試問題に取り組んでいる次第であります。先生曰く、確率は二次で一番難しい、いくらでも難しくできるとのことです。解説に耳を傾け黒板を凝視し理解しようと努めるのですが、次第にこれが確率の問題であるという…

なぜ計算をするとわかるのか

解答を写すのは仕方がない、しかし計算だけは自分でやるべきだ、とよく聞く。意義のひとつは計算力をつけること。もっともだ。そして不思議なのが、計算をすると、わからないものがわかるようになることだ。こう答えられる。計算することで論理の移りゆくさ…

マーク式試験

マーク式試験に関して。マーク式試験はヒントの宝庫である。記述でも同じだが、まず題意におけるすべての言葉に注目し、できるものは式化する。言葉とは何か。ここにおいては、メタ言語(数式でない日本語)で記述された意味の一単位である。言葉に注目し(…