呪い

考える。考えるのが楽しいと考えずにはいられなくなる。ずっと考えている。考えることが意識を無視する。成果を出すと意識が考えを捕捉する。考えることをやめようとしても考えている。考えることを意識しないことをしても、考えることをやめることはできない。意識を無視した考えは意識の及ばない成果をもたらす。ひらめきは呪いから生まれる。
反省は呪いを無視する。意識しないことを意識することができない。そうせずにはいられないときに、そうしないことはできないし、そうせずにはいられないのでないときに、そうせずにはいられないことはできないし。呪いを解くと呪い。かといって、行動のまどろみは行動のためにあるのだ。次の行動の可能性がある限り、まどろみは行動の一環に縛りつけられる。反省は行動に呪われている。
意味のあることをせずにはいられない。それをしないことはできない。それをしないことを意識しても、また次に意識が退けられるなら、それさえも意味があることなのだ。呪われている。