受験記

「あなた」が「僕」に「いっしょ」などとおっしゃいますから

三年生になってから教科や文理が分かれたりで、毎月おこなわれる席替えの多いこと多いこと、毎日席替えしているのではと思うほどでございます。もう慣れました。多すぎる席替えに慣れるとは、なにか贅沢な気がしますので、資源がほどよく分配されて世界にお…

はじめての、道のみちびくその先は、いままでどおり、新たな世界

駅が改築されているので新しくできた入り口からホームに行くのですが、いままでになかったはずの道をはじめて通る感覚は不思議なものです。ゲームで「一度クリアしたダンジョンに訪れたら新しい道ができていた」ということがありまして、それに近いかもしれ…

読みにくく書くのが良い。僕を好く彼には熟読してもらえ、しかし彼女を好く僕の本意をはぐらかせられ、そして非難する輩に対しては「ごくろうさま」とバカにできるからだ。

好きであることは、僕は恋愛について懐疑的でしていわゆる日本にはもともとそのような文化はなかったというあれですが、生きる力である。彼女に、僕は異性とそのいわゆるお付き合いしたいという思いを抱いたことがございませんのは付き合うという営みがそも…

なぜだろうかと考えるにばかやろう

「ただネガティブなだけのこと」は書かないように心掛けている。何らかの力強さを支えに置いているつもりだ。うるさい。 それはともかく、不愉快である。反論しないのは、あるいはできないのは、なぜだろうかと考えみる。ばかやろう、としか考えられない。 …

忘却すると僕はバカなのかと疑ってしまう

◆【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´):NHK教育テレビ 中学生日記 「恋に燃え、アニメに萌え」再放送10月22日(土)10:45〜11:14観るの忘れた。そもそも普段テレビに接しないからだろう。記憶ってのは掠ることで引きだされるもんだろうな。好きなことに対し…

髪を上げている女の子は上げていない女の子とは別物である

クラスメートの女の子が髪を上げていまして、よいものであるなあ、とちらり拝見申し上げたところ、ふと目が合ってしまい、申し訳ございません、申し訳ございませんと何度もこころのなかで謝罪しました。しかし目が合った瞬間の彼女はなお美しくみえたのです…

後悔している

やりなおしたいと思っているではないか。何もしていないから、後悔すらできなかったのだろう。 多くの情報を取りのがしている。しかし、ひとから得た関心は大切にしているつもりだ。 関心というとOrbium/Muibrogのとしさんだけれど、僕のいう関心とどれだけ…

守るでもなく攻めるでもなく勉強してみて

明日からテストということで勉強していた。家で勉強するのはどれほどぶりだろうか。 それほど悪いものでもないなと思う。まだまだ集中しきれていない。もう少しはやくはじめても良かったなと思う。けれど後悔しないたちですから、ええ、そういう意味です。咎…

自分への苛立ちを外に向ける弱さ

苛立つことの少ない性格であると自覚している。くだらないテレビ番組や家族の挙動には、なぜかたびたび苛立ちを感じる。後者については、親というものをよくわかっていないからだろう。 最悪に苛立つのは、電車でトイレの使い方がわからずに戸惑っている老人…

守るために勉強するのか? 何を?

学生は勉強しないと不都合なことがいろいろ起こる。 守らないと拘束を受ける。どんなのか。時間または作業である。 どうせならばいましようと考える。そこで彼らは守るために勉強するのだ。 しかし守るために勉強できなかった。 どうしようもなく学生である…

ひとから育てられること→みずから育つこと→ひとを育てること

僕より若いあなたに助言したい、とかりたてられる。おこがましいが、育てたい、と思っているのだろう。こうすればよかった、せめて彼女にはこうしてもらいたい。そうすることで僕の後悔が救われるからだ。……ああなんということだ、思わず後悔という言葉を遣…

二ヶ月の学習がプリント一枚半におさまる衝撃

僕の数学の先生の話。受験の近づいたいま、「復習すべき良い問題」の「ストック」を強調している。きょう「秒殺チェックプリント」というのが配られた。一項目に三秒かけて、合計五分で数Ⅲの復習ができるものだ。「夏休みの後期課外からいままで二ヶ月かけて…

できそこないの知性を抑えて、からだの声に耳を傾ける

からだの声が聞こえた。はじめはつかれるまで手を振ったり、息が上がったから足の力でぐいぐい前に押すようにしたり、腕の振りを前、後、前……でなく、前(左)、前(右)、前(左)、……と意識してみたり、そのような小細工でつぎはぎした。そのうち疲れて、…

無為

電車が揺れるのはレールとレールのあいだが離れているためらしいです。というわけで僕は、電車で通学しています。朝は眠い。以前は電車で寝ていることが多かったのですが、さいきんはあまり寝ていません。電車に揺られながら思考にふけると、眠くならない。…

「体験」と「経験」および「自分」と「他者」を論じるにさきがけて

(受験記002日目 2005-09-15(木)より) 思い出とはなにか。再実現のできない記憶という点で、フィクション、虚構、小説と変わりない(代わりある)。思い出に頼って生きてよいか。虚構に頼って生きてよいか。これらは近い問いであると思う。ちなみに、よい…

「他人の立場に立つ」ことと「自分の身になって考える」ことが同義なのはおもしろい。国語の授業で、それが「自己中心的利他性である」ドカーン、「そして人間は自己中心的利他性から脱することができない」ズバーン、と習ったけれど、それ、「思いやり」ってよべばよくね?とか思う。あのひとが、されたい!だからしたい!と本気で思ったことを、してもらえるんだよ。どきどきするよ。うれしいよ。

(受験記001日目 2005-09-14(水)より) ●自分のわからないことは思いやれない 思いやりとは、思いを、やることだ。 放課後の勉強。ため息をつくクラスメート。椅子をひく。ギーギー鳴る。うるさい。だが不快でない。みんなつらいんだよ、とか、みんな暑い…

受験記001日目より、試験現代文について

受験記001日目 2005-09-14(水)より抜粋。 試験現代文にはすばらしい文章はでない。設問がつくれないからだ。やや悪い文章を出してくる。ゆえに、試験現代文を文章の参考にしてはならない。そういえそうだ。 はたしてそうか。文章を読むというのは、そもそ…